キリンカップ２００２の第３戦は、7月28日(日)、国立代々木第2体育館にて開催。８９−６７でスペインが快勝し、３戦全勝でスペインが優勝。

スペインは終始スピードのある攻撃で得点を重ねる。対する日本はマンツーマンやゾーンと守りの手をいくつか変えるものの、スペインのスピードには勝てず、守り切れない。日本は＃６北、＃９篠原、＃１２渡邊らが果敢に攻め込むものの、スペインの大きな壁に阻まれ思うように得点できない。シュートファールのチャンスも生かすことができずスペインのリズムでゲームが進む。第２ピリオドでは残り６分で＃６北のディフェンスリバウンドからシュートが決まり、ディフェンスもかみ合い始め、スペインを苦しめる。残り５分スペインはたまらずタイムアウト。日本はここから波に乗りたいが、速攻は出るものの肝心のシュートが決まらず、逆にスペイン＃１０カベサスに正確な３Ｐシュートを決められ得点差は広がっていく。＃１４佐藤のスティールから＃９篠原がゴールに押し込み得点する好プレイも見られたが、内外ともバランス良く、日本のディフェンスが戻る前に攻撃したスペインが勝利した。

個人賞
ＭＶＰ：スペイン＃６ジョルディ・トリアス ／ ＭＩＰ：日本＃４古田悟